多重会務


猛暑の季節となりましたが、みなさま如何お過ごしでしょうか?

先日日本全国を縦断した台風11号によって、全国各地で人が亡くなる、家屋や田畑に被害が出るなどの災害が起きました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興を祈念申し上げます。

私は、ちょうど台風が来ていた8月8日(土)から9日(日)にかけて、金沢市に行っていました。観光ではなく会議のためです。

司法書士という仕事をやっていると、司法書士会その他の団体の運営などのための仕事がまわってきます。

8日、9日は、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートの中部ブロックの会議に出席してきました。この、「公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート」(以下「リーガルサポート」といいます。)という団体は、平成12年の介護保険制度創設及び成年後見制度の改定にともない司法書士が成年後見業務の新たな担い手となるにあたって、成年後見業務を行う司法書士によって設立された団体で、顧問的な立場の方を除けば全ての会員が司法書士で構成されています。司法書士が成年後見業務を行うにあたって知識の研鑚のための研修を行ったり司法書士が実際に後見業務を開始した際の業務チェックを独自に行ったりすることにより、市民のみなさまがより安心して司法書士後見を利用してもらえるために活動しています。東京に本部があり、全国各都道府県にそれぞれ支部があります。愛知県にも支部があり、県内300人強の司法書士が会員となって活動をしています。私たち一宮支部管内の地域には、現在30名弱の会員がいます。

私は、そのリーガルサポートの愛知支部の統括幹事という、いわば会社でいう総務部長に相当する役職を仰せつかっているため、愛知支部の支部長とともにわざわざ台風が来襲する金沢まで行き、開催された会議に出席してきたということです。

私自身は、支部の評議員の他に、このリーガルサポートの統括幹事というかなりヘビーな役職があり、その他にも、裁判事務委員長、社会問題委員会の委員、といったものも承っています。そのため、そういった役職に関する業務のために会議に出席したり資料や文書を作成したりさまざまな折衝をしたり、とさまざまなことをしています。

私以外にも、支部の副支部長や評議員の中には、多くの会務を抱えている方がみえます。会務は、私たち司法書士の組織の運営、維持のために必要なものであり、誰かが担わなければならないものですが、そうした業務は少なからぬ時間と手間がかかる一方、ボランティア的な要素が強いため、私たち自営業者である司法書士にとって、事務所の業務を圧迫したり会員に長時間の労働をもたらしたりする要因となっています。

私たちは、そういった会員を、多くの負債を抱え経済的に困窮している「多重債務者」になぞらえ、「多重会務者」といったりしています。

本来は、そういった会務はなるべくすべての会員に平等に負担してもらうのが公平なのですが、なかなかうまくいかないのはおそらくどの組織でも同様なのでしょうね。

 

評議員 井上聡

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