子どもたちを取り巻く状況と私たちに出来る事 


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先日、杉山春さんの講演を聴く機会がありました。大阪二児置き去り死事件について著作のあるルポライターです。大阪二児置き去り死事件とは、2010年に発生した大阪市のマンションで二児(3歳の女の子と1歳9ヶ月の男の子)が母親のネグレクト(育児放棄)によって餓死した事件です。まだみなさんの記憶に新しいと思いますが、記憶に新しいうちにまたしても、厚木市でネグレクトによる男の子の死亡が発覚しました。

杉山春さんは、大阪二児置き去り死事件の母親についてその生い立ちと事件の経緯をお話しされました。裁判では、この母親には責任能力があるとされ、「未必の殺意」を認定して懲役30年の実刑判決がなされ、最高裁まで争われましたが2013年3月に確定しています。

何とも痛ましい事件で、気持ちは重くなるのですが、この講演を聴き、会場で購入したルポを読みながら、事件を反芻し、「どうしたら事件は防げたのか」「今後同様な事件が起こらないようにできるのか」と考えました。明快な答えは出せず無力さを感じるばかりです。

愛知県司法書士会の成年後見委員会では、今期「未成年後見」をテーマに研究をしています。その中で子供たちの周囲の問題も課題にしています。本当に微力ではありますが、私たちができることを考えていきたいと思います。

副支部長 浅井知子

 

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