向寒の季節となりましたが、みなさま如何お過ごしでしょうか?
今日は、私の趣味について書かせていただきます。
司法書士という仕事をやっていると、なかなかゆっくりくつろぐ時間が取れないのですが、合間を見て音楽を聴くこともあります。
クラシック、フォークソングや歌謡曲、カントリーなど雑多な種類の曲を聴きますが、概して静かな感じの曲のほうが好きです。もちろん、元気の出る局も聴きますが。
中でもクラシックは好きでちょくちょく聴きます。今日は、クラシックの中から私の好きな曲を紹介しましょう。
クラシックといえば、みなさんはどのようなものを思い浮かべるでしょうか?ベートーベンに代表される交響曲、ショパンなどのピアノ曲、弦楽四重奏曲、歌劇やオペラなどの劇とからんだ曲、など、さまざまな種類のものがありますね。私は、それぞれ素晴らしいものだとは思うのですが、あまり時間のかかるものはやはり敬遠してしまいます。
作曲家で思い浮かべるのは?やはり、ベートーベンやモーツアルト、ショパンなどでしょうか。シューベルトの歌曲、チャイコフスキーのワルツなども有名ですね。しかし、私がいちばんよく聴くのは、ハイドンの曲です。おそらく多くのみなさんは、「ちょっと変わっているな」と思われるのではないでしょうか。確かに、ハイドンの曲は、CD屋さんに行っても少ないし、演奏会で演奏される機会も少なく、どちらかというとマイナーな部類に入るのでしょうね。曲の内容も、ベートーベンなどと比べると平凡である、あるいは芸術的価値が低いと評価されるような感じではないでしょうか? しかし、ハイドンは、「交響曲の父」、「弦楽四重奏曲の父」と言われるように、交響曲や弦楽四重奏曲という、現在、クラシック音楽で最も馴染みの深いジャンルの創始者のひとりとして、歴史的に重要な役割を果たしただけでなく、100曲以上の交響曲や60曲以上の弦楽四重奏曲を残しました。確かに、その全てが名曲ではないにしろ、すばらしい曲も多く残していると思います。ハイドンの曲は、概して、親しみやすいメロディをもとに構成されているものが多く、また、演奏時間もそれほど長いものはあまりなく、聞いていて楽しいものが多いので、入っていきやすいと思います。特に、ハイドンの交響曲や弦楽四重奏曲で、名前が付けられているものはお勧めのものが多いと思います。
しかし、私が、ハイドンの曲の中で最も気に入っている曲は、チェロ協奏曲第2番です。演奏時間は30分程度ですが、メロディーも親しみやすく心地いいと感じます。全体的に春風のような曲調で疲れた心を癒すには最適だと思います。
ぜひとも一度聞いてみてください。
評議員 井上聡