6月29日に支部事務所で本年度第3回目の支部研修会が開催されました。
今回の研修テーマは「舊法」です。読めないですよね。旧民法の事ですが、旧の字が難しいです...
その中でも、親族編・相続編を抽出した研修でした。日頃相続は切っても切り離せない司法書士業務ですが、詳細に理解できている会員の方が珍しいかもしれませんね。
法規の変遷・家督相続・遺産相続、法定血族関係・応急措置法の講義でしたが、法律は変わっても家制度を重んじてきた日本の名残をことあるごとに感じるので、大変勉強になりました。
用語だけ見ても、隠居、廃家、断絶、継子(まま子の事ですが、まま母(父)の子の方が分かりやすいでしょうか)、庶子(婚外の子供)、私生児(認知されていない子供)、壻(むこ)養子、家附(いえつき)の継子、等々。戦前までは本当に家を中心に考えられていましたね。
特に結婚している父が正妻とは別の方と子を設けた場合に、その子が庶子としてその家の戸籍に入り実母でない父の妻とも親族関係になって実の母ではない正妻の相続権まで持つというのは、知らなかったです。勉強不足です...
興味のある会員の方は、日司連の研修情報システムで見ることができますので、ご覧下さいね。↓
外を見ると、参院選も近いので候補者の方が街頭演説をしておられました。たまたまですが、演説しておられた酒井候補は日本司法書士政治連盟愛知会でも推薦している方です。ちょっと遠くてご本人かどうか確認できませんでしたが...
この日は研修日和?のいいお天気でしたが、ちょっともったいないかな...
ふらっとi-ビルのシビックホールに来てみると、高校生の皆さんが、熱心に勉強しておられました。多分図書館の自習室は既に満席なんでしょうね。勉強している方には、ちょっとこの時期の演説は辛いかもしれません。もう少しして選挙権を得たときにいろいろな思いで権利を適正に活かしていただければと思います。
研修テーマに話を戻しますが、日頃旧民法の相続は家督相続した人が全部受け継ぐくらいの案件しかないことが多いので、もしもの時に備えることができそうでした。
本日もブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。